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12.10.2022

Molteni Pavilion ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンが手掛けるホスピタリティのための新しい施設をオープン

Molteni Pavilion ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンが手掛けるホスピタリティのための新しい施設をオープン

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このたびモルテーニは、イタリア ジュッサーノの歴史ある企業としてのDNAと価値の象徴でもある本社を、約1,400平方メートルの大規模な拡張により改築し、グループの成長と国際化戦略におけるさらなる一歩を踏み出しました。

「当社のクリエイティブ・ディレクターが設計した建築物を、敷地内に設置できることを誇りに思います。新しい現代建築は、この歴史的な地に溶け込み、当社の未来に向けた新しい道を示しています。」

モルテーニグループ会長 カルロ・モルテーニ

1980年代半ばから1990年代にかけてつくられたショールームやメインエントランスなどのレイアウト変更から数年後、クリエイティブディレクター ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンの手により、モルテーニ・コンパウンドの拡張計画が進められました。ヴァン・ドゥイセン設計の建築プロジェクトは、当社の敷地内ではこれが初めてとなります。

オリジナルのレイアウトは1950年代初期の建築様式に遡り、大階段、ファサードのクラッディング、特徴のある窓枠が今も残されています。エントランスの円柱は、一目でアルド・ロッシ建築のそれと分かる、トリノのアウローラ邸やヴィラルバのユニットにも見られるもの。一方、ルカ・メダが内装を手掛けたショールームは、ミニマルな直線性が個々のデザインを際立たせています。今後、さらに手を加え、モルテーニが提案する住まいの温もりを体現する、新しいセッティングを次々と生み出していく予定です。

この複合施設は、時の移り変わり、イタリアと世界の偉大な建築とデザイナーたちの軌跡をたどる場であり、今日、多額の投資により、見逃せない最新の情報を伝える場となっています。

「今回の拡張は、モルテーニ グループが、訪れる人々に全方位的な体験を提供するという決意の表れです。新しいアネックスエリアは、本社に革新性と現代性の息吹を吹き込みます。このプロジェクトは、「室内とオープンスペースの間に連続的な対話を生み出すという考え方に由来しています。このため、新しいパビリオンと既存の1階の改装に加えて、外観にも大きな価値を与えたいと考えました。」

ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン

回廊のような中庭は、訪問者を会社の中心部への想像の旅に誘います。ゲスト用のエントランスは、レセプションとなる新しい建物として設計し直され、列柱の間から庭を眺めながら歩く訪問者を中心部へと導きます。そこには、新しいモルテーニ・アウトドアが提案する製品が、緑と一体化する彫刻のように配置されています。

自然のデザインは、ランドスケープデザイナーのマルコ・ベイが担当し、緑がもたらす柔らかく自然な存在感を備えた、まさにオープンエアールームを作り上げました。

「自然の要素が、形、高さ、質感、ダイナミズムを通して自由に表現される環境。ここが二つの "部屋" となり、時間の経過とともに、異なる様相をみせる植物が背景となり、家具や装飾の新しい提案が行われます。」

床と天井は2つの大きな水平コンクリート体で、列柱に支えられてパビリオンへと繋がっています。昨今のスマートワーキングのニーズも年頭に置いてデザインされた多機能型の建物で、作業の場にも通路にもなります。シンプルでありながら、モダニズムの影響を受けた大きなガラス窓が特徴的です。

パビリオン内は、来訪者を迎えるレセプションエリアに加え、おもてなしをするためのホスピタリティエリアが設けられています。実際のレストランの構造をベースに設計されており、全面ガラス張りの壁面からは、四季折々の景色を楽しむことができます。

家具はすべて、ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンがこの空間のためにデザインしたものです。レストランエリアにはポール・ソファに着想を得たベンチやオリジナルのテーブル、ジャネット・チェアを配置しています。照明は、ヴァン・ドゥイセンのデザインに基づき、ネモ・ライティングが製作した特注品です。

セットアップはテーブルセッティングの専門家 ​クッサバ・ダッラ・ゾルザ が担当し、クリエイティブデザイナーとブランドが求める美的ビジョンに調和するものだけを使用して、 エレガントでシンプルなイタリアン・ホスピタリティの雰囲気を出すのに成功しました。レストランの建築と調和するように、自然素材のみが使用されています。

料理は、ベルガモを拠点とするケータリング会社ヴィクック社が担当しています。ヴィクック社は、フード&サービス分野で研究を重ね、クオリティの高い、他では味わえないユニークな食の体験を提供する企業として知られており、三ツ星レストラン「ダ・ヴィットリオ」のチェレアファミリーが監修をしていることも品質を保証しています。

モルテーニ発見の旅はルカ・メダの部屋へと続きます。改装されたボワズリーの壁とニレの木の色の天井は、外の柱廊の暗い色調と美しく調和しています。

ステファノ・バッカリの提案は、屋外の中庭と室内スペースをつなぐ空間を表現しています。自然素材を採用することで、コレクションの温かみのあるアースカラーの色彩と調和し、ほどよい展示ボリュームに整えられています。

ステファノ・バッカリの提案は、「外の中庭と内部スペースの間をつなぐ空間を表現すること。自然素材を採用することで、コレクションの暖かみのあるアースカラーと調和を図り、他を圧倒することない展示ボリュームにすること」、だそうだ。

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