「私はいつもオープンバックの椅子に惹かれてきました」とマイケル・アナスタシアデスは言い、創作の背後にある着想の源を説明します。オープンバックチェアは別の素材を必要としないため、視覚的な軽さと象徴的なアイデンティティが与えられるのです。このコンセプトがデザイナーを探求の旅へと導き、無垢のブナ材フレームの中に3本の垂直スラットを精密に配置したデザインを選択するに至りました。入念に作り込まれ、ラッカー塗装を施したこのチェアは、継ぎ目のない接合技術によって、そのミニマルな美しさを際立たせています。
“My mediation between lightness and comfort started as a simple exercise of finding an optimal number of vertical stats that could provide enough comfort but at the same time, maintain lightness and elegance of an almost transparent back. One being too little and Two still too precious, I decided to settle for Three.”
Michael Anastassiades
「3本のスラットがリズミカルなハーモニーを奏で、座る人と周りの空間との間に微妙な隔たりを生み出すのです」と、この作品の仕上がりに満足し、モノと使う人との相互作用に常に敏感なキプロス出身デザイナー、アナスタシアデスは言います。
1 2 3 チェアは、クラシックなスラットバックチェアに現代的アレンジを加えて再解釈したもので、その独特なジオメトリーとダイナミックな外観が特徴的です。側面から見ると良く分かる、フレームに沿ってしなやかにカーブしたそのスラットデザインは、堅牢さと優美さを感じさせます。バーガンディレッドまたはペトロールブルーの洗練された色合いのラッカー仕上げが、高級感のあるユートピアレザーの張地を引き立て、落ち着きのある華やかさを醸し出しています。また、2種類のオプション仕上げも可能です。ブラックラッカーフレームにレザー シートの洗練された仕様と、ブラックラッカーフレームにマルタ・フェッリ監修のMolteni&C テキスタイルコレクションのファブリックやレザーを合わせられる幅広いオプションが選択できる仕様です。
こだわりの素材選びと熟練の職人技がこのチェアの特徴であり、精密で確固たるデザインとクリエイティブビジョンを示す作品です。1 2 3 チェアは、ピュアな幾何学的フォルムと優美な軽やかさを特徴とするその独特の存在感で、あらゆる空間を豊かに彩ります。
Michael Anastassiades（マイケル・アナスタシアデス）は1994年にロンドンにスタジオを設立。ロンドンのImperial College of Science Technology and Medicineで土木工学を、Royal College of Artで工業デザインを専攻。
全経歴
「パーツ間の接合部分によって、真ちゅうで仕上げた装飾的な三角形が確立し、フレームの堅牢性が高められ、デザインの優雅さが特徴付けられています。」
Michael Anastassiades
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スペック
Technical drawings 2d (.jpg)
